「もしかしてパテラ?」愛犬のSOSを見逃さない!隠れパテラの初期サイン5選

「もしかしてパテラ?」愛犬のSOSを見逃さない!隠れパテラの初期サイン5選 パテラ対策・ケア

愛犬がいつも通り元気に走り回っていても、ふとした瞬間に「あれ?今の歩き方、少しおかしいかも?」と感じたことはありませんか。

小型犬に非常に多い「パテラ(膝蓋骨脱臼)」は、初期の段階では痛みが少ないことも多く、飼い主さんが気づかないうちに症状が進行してしまうケースが少なくありません。愛犬は言葉で「足が痛い」と伝えることができないため、日常の些細なサインからSOSを読み取ってあげることが、早期発見・早期ケアの最大の鍵になります。

この記事では、見逃してしまいがちな「隠れパテラの初期サイン5選」を詳しく解説します。愛犬の普段の様子と照らし合わせながら読んでみてくださいね。


見逃さないで!パテラを疑うべき5つの行動サイン

1. 散歩中の「スキップ」(ケンケン)

散歩中に突然、後ろ足をピョコッと上げて3本足で歩き、数歩進むとまた何事もなかったように4本足で歩き出すことはありませんか。

一見ご機嫌でスキップしているように見えるかもしれませんが、これはパテラの代表的なサインです。膝のお皿(膝蓋骨)がカクッと外れてしまったため、違和感や痛みを避けるために足を浮かせ、お皿が自然に元の位置に戻るとまた普通に歩き出している状態です。

2. 足を「ピンッ」と後ろに伸ばす

立ち止まっている時や歩き始めに、後ろ足を不自然にピンッと後ろへ蹴り出すような仕草をすることがあります。

これは、外れてしまった膝のお皿を、犬が自分自身の筋肉の力で「元の正しい位置に戻そうとしている」行動です。ストレッチをしているように見えることもありますが、頻繁にこの動作を繰り返す場合は注意が必要です。

3. お座りが「横座り」になる

パテラが進行してくると、膝の関節を深く曲げることが物理的に辛くなってきます。

そのため、お座りをする時に後ろ足をきちんと折りたためず、だらんと横に投げ出すような「横座り(お姉さん座り)」になる傾向があります。子犬の頃からずっと横座りの癖がある子もいますが、ある日を境に急に座り方が変わった場合は、膝に違和感を抱えている可能性が高いです。

4. 段差の昇り降りを嫌がる

これまで平気でピョンッと飛び乗っていたソファや、軽快に昇っていた階段を、急にためらうようになります。

ジャンプや段差の昇り降りは、後ろ足の膝に体重の何倍もの負担がかかります。「前みたいに飛ぶと膝が外れる」「着地の時に痛い」という経験を学習し、無意識に膝をかばって段差を避けるようになっているサインです。

5. 膝から「パキッ」と音がする

愛犬を抱っこで持ち上げた時や、愛犬がゆっくり歩いている時に、膝のあたりから「パキッ」「ポキッ」「カクッ」といった小さなクリック音が聞こえることがあります。

これは、膝のお皿が本来あるべき溝から外れたり、戻ったりする際に骨や軟骨が擦れて鳴っている音です。音が鳴るだけで本人は痛がっていないことも多いですが、関節への負担は確実に蓄積しています。


もしサインに当てはまったら?飼い主がすぐやるべき3つの行動

上記のサインに1つでも当てはまるものがあった場合、焦らずに以下のステップで行動してください。

  • 1. 違和感のある歩き方を「動画」で撮影する
    動物病院の診察室では、緊張からアドレナリンが出て普通に歩いてしまう子が非常に多いです。ご自宅や散歩中に出たスキップやケンケンの様子をスマートフォンで録画しておき、獣医さんに見せるのが最も確実な診断材料になります。
  • 2. 床の滑り止め対策など、環境を見直す
    フローリングの床は、パテラを急速に悪化させる原因になります。すぐに病院へ行けない場合でも、まずは愛犬がよく歩く場所に滑り止めマットやカーペットを敷き、足腰への負担を減らしてあげましょう。
  • 3. 整形外科に詳しい動物病院を受診する
    「痛がっていないから」と放置せず、早めに受診をして現在の「グレード(進行度)」を正確に把握することが大切です。可能であれば、関節や整形外科分野に強い獣医師のいる病院を選ぶことをおすすめします。

まとめ:早期発見が愛犬の足を守る第一歩

パテラは「気づいた時にはかなり進行していて、すぐに手術が必要になってしまった」というケースが珍しくありません。

しかし、日頃から愛犬の歩き方や仕草をよく観察し、この記事で紹介したような「初期サイン」にいち早く気づくことができれば、体重管理やサプリメント、環境改善などの「保存療法」で進行を遅らせる選択肢も大きく広がります。

愛犬の小さなSOSに気づけるのは、毎日一番近くで見守っている飼い主さんだけです。「少し神経質かな?」と思うくらいで構いませんので、愛犬の足元に少しだけ注意を向けてみてくださいね。

愛犬のパテラで悩んでいませんか?

「こまめな暮らし」では、実際にパテラと向き合っている先輩飼い主さんのリアルな体験談や、毎日のケアに役立つ情報を発信しています。